ドクター

うつのチェックはプロに

ウーマン

セルフチェックが難しい

昭和の時代は年功序列と終身雇用の仕組みが、ほとんどの企業にありました。景気が常に上向きだった事もあり、国民は経済的に困窮する事は少なく精神的にも豊かでしたが、平成の時代に突入した後は大きく社会環境が様変わりしたのです。大企業のリストラや非正規雇用労働者の急増、景気低迷による若者や女性の貧困など、社会構造が劇的に変化し、有り体に言えば昭和ののんびりとした時代に比べて大変生きづらくなりました。とりあえず就職して真面目に勤務していたら平凡ながらも幸せな家庭が持てた、そんな時代ではなくなり、社会不安や経済的な問題から精神のバランスを崩してしまう方が急増しているのです。経済悪化とうつ病は一見するとまるで無縁のように思われています。しかし統計的には経済的に安定している時代程うつ病のリスクは低く、今日のようにデフレ経済が長期化している環境では大勢の国民が精神のバランスを崩しています。個人の問題で片づけられない程、うつ病の国民は増加して来ており、病気で休学したり休職する人々が増えつつあります。うつ病の厄介なところは個人によって体調不良の出方に違いが大きい点です。以前はうつ病になると気分が低迷し、ただただ意欲が減退する病気だと考えられていました。しかし今では新型うつ病という病気が認められており、従来型のものとは違った特徴が確認されています。仕事中のみ激しいうつ病の症状に襲われるにも関わらず、勤務後は普段通り生活が出来るというのが特徴であり、本当は新型うつ病であるにも関わらず病状が限定的なので自分でセルフチェックしにくい難点があるのです。また他人の目から見るとうつ病に見られず、不真面目な人だとレッテルを張られる恐れもあります。新型うつ病のチェックは素人では難しく、特に旧型のセルフチェックシートを使うと逆に自分は病気ではないという結論に至ります。精神の健康チェックはプロでなければ出来ません。少しでもメンタルに違和感を感じている方は早めにプロのカウンセリングを受けましょう。虫歯ではありませんが、早期発見が肝要であり、早めにチェックしてもらえば解決もスピーディに出来ます。